イアン・スチュワート (野球)とは? わかりやすく解説

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イアン・スチュワート (野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/19 05:53 UTC 版)

イアン・スチュワート
Ian Stewart
ロッキーズ時代
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州ロングビーチ
生年月日 (1985-04-05) 1985年4月5日(40歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 三塁手一塁手
プロ入り 2003年 ドラフト1巡目(全体10位)でコロラド・ロッキーズから指名
初出場 2007年8月11日 シカゴ・カブス
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

イアン・ケネス・スチュワートIan Kenneth Stewart, 1985年4月5日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロングビーチ出身の元プロ野球選手内野手)。右投左打。

経歴

ロッキーズ時代

2003年ドラフト1巡目(全体10位)で指名を受け、コロラド・ロッキーズに入団。

2007年8月11日に「8番・三塁」でスタメン出場し、メジャーデビュー。デビュー戦は2打数ノーヒットだったが、死球で出塁後、得点を記録した。その後は主に代打として35試合に出場し、打率.209・1本塁打・9打点をマーク。ちなみにこの初本塁打は満塁ホームラン(グランドスラム)であった。守備はすべて三塁手として11試合(先発は3試合)に出場し、無失策と堅実だった。

2007年オフに正二塁手松井稼頭央ヒューストン・アストロズFA移籍し、三塁手には強打で知られるギャレット・アトキンスが在籍している。そのため2008年は、アトキンスの控えか二塁手へコンバートされると予想されていた。

2008年は開幕から55打数で28三振と不調に苦しんだ。そのために打撃フォームを直すため、AAA級コロラドスプリングス・スカイソックスへ降格した。7月19日にメジャーへ再昇格。 再昇格後は、一塁手トッド・ヘルトンが故障したため、三塁手のアトキンスが一塁へコンバートされたことに伴って、スチュワートが三塁を守った。

復帰後は本来の強打な打撃を取り戻し、7月は12試合の出場で打率.432、1本塁打15打点を記録し、ルーキー・オブ・ザ・マンスを受賞した[1][2]

2009年からはロッキーズの正三塁手として活躍し、特に2009年は147試合に出場し、自己最多の25本塁打を記録した。

2011年は前年までの活躍とは一転し不調に苦しみ、昇格と降格を繰り返した。

カブス時代

2011年12月8日タイラー・コルビンDJ・ルメイヒューとのトレードでケーシー・ウェザースとともにシカゴ・カブスに移籍した。

2012年12月6日にカブスと1年200万ドルで再契約をしたが、スプリングトレーニング中に放出された場合は年俸の支払い義務がない契約となった[3]12月16日に1年契約で残留した[4]

2013年6月25日に放出された。カブスの傘下AAAのアイオワ・カブスでは40試合に出場したが、打率.168・5本塁打・20打点と冴えない成績だった。

ドジャース傘下時代

2013年7月5日ロサンゼルス・ドジャースと契約した。8月12日に放出された。移籍後は、ドジャース傘下AAAのアルバカーキ・アイソトープスで27試合に出場した。カブスのマイナーでは.200に届かない打率であり、移籍後も打率.174・2本塁打・6打点と調子は上がらなかった。結局、2013年シーズン中はカブスとドジャースのどちらでもメジャー昇格する事が出来なかった。

エンゼルス時代

2014年1月23日ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムとマイナー契約を結んだ[5]3月29日にエンゼルスとメジャー契約を結び、開幕ロースター入りした。開幕後はデビッド・フリースと三塁手の定位置争いを繰り広げていたが、5月11日トロント・ブルージェイズ戦でアーロン・ループの投球が左手の小指を直撃し[6]5月12日に15日間の故障者リスト入りした。6月20日に故障者リストから外れ、AAA級ソルトレイク・ビーズへ降格。AAA級では20試合に出場したが、メジャーへ昇格することはなく、7月19日にDFAとなった[7]。7月21日にAAA級ソルトレイクへ降格した。オフの10月12日に、FAとなった。[8]

ナショナルズ傘下時代

2014年12月26日に、ワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ[9]

2015年6月5日に契約破棄条項を行使し自由契約となる。

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2007 COL 35 46 43 3 9 4 0 1 16 9 0 0 0 0 1 0 2 17 4 .209 .261 .372 .633
2008 81 304 266 33 69 18 2 10 121 41 1 1 0 1 30 4 7 94 3 .259 .349 .455 .804
2009 147 491 425 74 97 19 3 25 197 70 7 4 0 5 56 3 5 138 7 .228 .322 .464 .786
2010 121 441 386 54 99 14 2 18 171 61 5 2 0 5 45 8 5 110 8 .256 .338 .443 .781
2011 48 136 122 14 19 6 1 0 27 6 3 2 0 0 14 2 0 37 1 .156 .243 .221 .464
2012 CHC 55 202 179 16 36 5 2 5 60 17 0 3 0 0 21 4 2 46 5 .201 .292 .335 .627
2014 LAA 24 72 68 8 12 2 3 2 26 7 1 0 0 0 3 0 1 31 1 .176 .222 .382 .605
MLB:7年 511 1692 1489 202 341 68 13 61 618 211 17 12 0 11 170 21 22 473 25 .229 .315 .415 .730

背番号

  • 24 (2007年 - 2008年)
  • 9 (2009年 - 2011年)
  • 2 (2012年)
  • 44 (2014年)

脚注

  1. ^ http://www.bnd.com/sports/baseball/story/429132.html
  2. ^ Stewart nabs NL Rookie honors for July – Rockies.com: News”. colorado.rockies.mlb.com. 2014年1月12日閲覧。
  3. ^ Cubs To Sign Ian Stewart MLBTradeRumors.com
  4. ^ Stewart, Cubs reunite with reported one-year deal MLB.com
  5. ^ Alden Gonzalez (2014年1月23日). “Angels sign veteran Stewart for bench help”. MLB.com. 2014年1月29日閲覧。
  6. ^ Chris Toman (2014年5月11日). “Stewart exits game after HBP, X-rays negative”. MLB.com. 2014年5月13日閲覧。
  7. ^ Charlie Wilmoth (2014年7月19日). “Angels Designate Ian Stewart For Assignment”. MLB Trade Rumors. 2014年7月20日閲覧。
  8. ^ Minor Moves: Reimold, Wilson, Cedeno, Bianchi, Pagnozzi
  9. ^ Dan Uggla, Heath Bell to Nats ESPN.com (2014年12月26日) 2015年1月19日閲覧

外部リンク




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