アメリカ音楽におけるクラーベ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/10/21 23:25 UTC 版)
「クラーベ」の記事における「アメリカ音楽におけるクラーベ」の解説
クラーベという言葉は主にアフロキューバン音楽の文脈で使われるが、このリズムはロックンロールやジャズにも浸透している。20世紀初頭のハバナやニューオリンズのミュージシャンたちは1日2便のフェリーに乗って両都市を行き来して演奏していたのでこれは驚くべきことではない。 ニューオリンズの「セカンド・ライン」リズムやポピュラー音楽で「ボ・ディドリーのビート」として知られるようになったそのバリエーションはソン・クラーベのリズムと類似しているが、「3」側の3番目の音符から1番目の音符にアクセントが移動している。ボ・ディドリーが最初にどこでこのリズムを耳にしたのかは不明である。フランスの音楽雑誌『Best』に1990年に掲載されたボ・ディドリーのインタビューによれば、アメリカの黒人霊歌にインスピレーションを受けているとのことである。 ジェイムス・ジョンソンの影響力ある『チャールストン』リズムは事実上クラーベの「3」側と同じである。ジョンソンはこのリズムをサウスカロライナの同名の沖仲仕から聞いたと語っている。 『リトル・ダーリン』はクラーベのリズムを中心に作られた曲である。ドゥービー・ブラザーズの『チャイナ・グローブ』のベース・リフにもクラーベが用いられている。『マカレナ』やその他にも無数のジャズやポピュラー音楽でのクラーベの例がある。
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