アメリカ合衆国の外交官への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 00:48 UTC 版)
「ハバナ症候群」の記事における「アメリカ合衆国の外交官への影響」の解説
現在、補聴器が必要と言われている1名の未確認の外交官を含む、一部のアメリカ大使館の職員は持続的な健康への影響を経験していると伝えられている。国務省は、健康問題は攻撃の結果あるいは未知の機器にさらされたためであるとし、キューバ政府を非難していないと宣言したが、誰が責任を負うのかは言っていない。罹患者は聴覚障害、記憶喪失、および悪心などの症状を説明した。考えられる原因として超低周波を指摘、音響兵器やマイクロ波兵器を中心とした推測をしている研究者もいる。 2017年8月、アメリカは事態に対応してワシントンD.C.にあるキューバ大使館の外交官2名を国外追放した。同年9月、国務省は緊急を要しない職員をアメリカ大使館から退去させていると述べ、アメリカ国民にキューバへの渡航自粛を勧告した。2017年10月、トランプ大統領(当時)は「これは非常に異常な攻撃である。私はキューバが責任を負っていると信じている。」と述べた。 2018年3月2日、国務省は、職員への健康上の攻撃に対する懸念から、「外交の中核および領事機能」を実行するのに必要な最低レベルで、ハバナの大使館に引き続き職員を配置すると発表した。大使館は9月から「命令された方針状況」の下で運営されていたが、状況は期限切れになる予定であった。この職員配置計画は、人員削減を無期限に延長するのに効果的であった。
※この「アメリカ合衆国の外交官への影響」の解説は、「ハバナ症候群」の解説の一部です。
「アメリカ合衆国の外交官への影響」を含む「ハバナ症候群」の記事については、「ハバナ症候群」の概要を参照ください。
- アメリカ合衆国の外交官への影響のページへのリンク