アメリカ・インディアンにおける部族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 09:40 UTC 版)
「部族」の記事における「アメリカ・インディアンにおける部族」の解説
アメリカ・インディアンにおける部族は母系氏族社会を基本としており、アフリカの部族と異なって王国や首長制度というものがなく、「族長」や「首長」は存在しない。したがって「バンド-部族-首長制」という図式は当てはまらない。植民地政府に降伏をする代表としての首長がいなかったため、アメリカ合衆国は保留地制度をインディアン部族に押し付けるなかで、19世紀末より「部族会議」を保留地内に設置し、「部族議長」を選ばせている。この独任制の長官である首長制度は、合議制を基本とするインディアンの文化に本来なかったものなので、彼らの社会システムを狂わせる結果となって、現在も悪影響を及ぼしている。
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