アメリカ・オセアニア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:53 UTC 版)
現在のメキシコ一帯のメソアメリカの諸文明(マヤ文明、アステカ文明など)では、独自の高度な石造技術をもととした優れた建築様式を発展させた。彼らは、それぞれの都市国家において「ピラミッド」と称される寺院建築や王墓を建造した。また、アンデス山脈のインカ帝国では、主に山の上に優れた石造技術を用いた建築が数多く建設された。マチュピチュはその最たる例で、現在も研究が続けられている。後に、欧米に植民地化されるとこれ等の建造技術は忘れ去られ、ヨーロッパ的な建築様式が取り入れられた。 北アメリカ一帯では、先住民のネイティヴアメリカンたちは「建築様式」をつくらず、建築様式が伝わるのは15世紀以降の欧米による植民地化の後のことである。
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