アムトケファレとは? わかりやすく解説

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アムトケファレ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/16 22:29 UTC 版)

アムトケファレ
アムトケファレの頭部
地質時代
中生代後期白亜紀チューロニアン - サントニアン
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 鳥盤目 Ornithischia
階級なし : 角脚類 Cerapoda
亜目 : 周飾頭亜目 Marginocephalia
下目 : 堅頭竜下目 Pachycephalosauria
: パキケファロサウルス科 Pachycephalosauridae
: アムトケファレ属 Amtocephale
学名
Amtocephale
Watabe et al.2011
タイプ種
Amtocephale gobiensis
Watabe et al.2011

アムトケファレ学名Amtocephale)は、モンゴル国上部白亜系地層から化石が産出した、パキケファロサウルス科に属する周飾頭類恐竜[1]。2011年に林原自然科学博物館の研究により記載・命名された[2]タイプ種アムトケファレ・ゴビエンシスが知られる[1]。属名は化石産地であるアムトガイとギリシャ語で「頭」を意味するκεφαλήに由来し、タイプ種の種小名は化石がゴビ砂漠から産出したことにちなむ[3]

2002年に発見された[2]頭頂部の骨(MPC-D 100/1203)のみが発見されている[3]。化石が産出したバインシレ層は、Watabe et al. (2011)ではチューロニアン階からサントニアン階とされる[3]。パキケファロサウルス科の中では最古の分類群であるが、既にドーム型の頭頂部を持つという堅頭竜類のうち派生的な特徴が現れている[2]

出典

  1. ^ a b 松田眞由美『語源が分かる 恐竜学名辞典』小林快次、藤原慎一 監修、北隆館、2017年1月20日、157頁。ISBN 978-4-8326-0734-7 
  2. ^ a b c 新種の石頭恐竜、ゴビ砂漠で化石発見 林原生物化学研」『日本経済新聞』2011年8月26日。2025年6月17日閲覧。
  3. ^ a b c Mahito Watabe; Khishigjaw Tsogtbaatar & Robert M. Sullivan (2011). “A new pachycephalosaurid from the Baynshire Formation (Cenomanian-late Santonian), Gobi Desert, Mongolia”. Fossil Record 3. New Mexico Museum of Natural History and Science, Bulletin 53: 489–497. https://books.google.co.jp/books?hl=ja&lr=lang_ja%7Clang_en&id=fugoCgAAQBAJ&oi=fnd&pg=PA489&dq=Tsogtbaatar+watabe+2011&ots=K-gcxnpfOz&sig=D9LA5rXEm1u-TrU9lBKDyiR_IkM&redir_esc=y#v=onepage&q=Tsogtbaatar%20watabe%202011&f=false. 



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