アマゾントチカガミとは? わかりやすく解説

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アマゾントチカガミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/10 08:13 UTC 版)

アマゾントチカガミ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: オモダカ目 Alismatales
: トチカガミ科 Hydrocharitaceae
: リムノビウム属 Limnobium
: アマゾントチカガミ
L. laevigatum
学名
Limnobium laevigatum
(Humb. & Bonpl. ex Willd.) Heine
和名
アマゾントチカガミ

アマゾントチカガミ(あまぞん鼈鏡、Limnobium laevigatum)は、トチカガミ科リムノビウム属に分類される多年生浮遊植物である。アマゾンフロッグピット(Amazon Frogpit)、アマゾンフロッグビット(Amazon Frogbit)とも呼ばれる。

分布

中南米熱帯平地の流れの緩やかな淡水域に生育する。観賞植物として流通しており、遺棄されたものが日本本州四国九州に生育し、外来種となっている。移入年代は不明。湖沼ため池河川下流の淀み、水路繁殖している[1]

特徴

水中のランナーが横に伸び、各節から根と3-8枚のがロゼット状に展開する。円形で、直径cmほど。表面は黒っぽい紋があることが多い。裏面は5 mmほどの膨らみがあり、スポンジ状。浮袋の役割をしている。密生すると葉は水面に浮かんでいる状態から立って、裏面が水上に上がる状態になる[1]

繁殖

6-9月ごろに開花する。雌雄同株雌花雄花がある。雌花は3-4 cmの子房の上に3枚の萼片がつき、長さ5-10 mm、6-9本の白色の雌しべの柱頭が伸びるように立つ。雄花は40-55 mmの花柄の先につき、各3枚の片と幅1.5 mm長さ6 mmの花弁からなる。風媒で結実する[1]

脚注

  1. ^ a b c 角野康郎 2014, p. 93.

参考文献

  • 角野康郎『日本の水草』文一総合出版〈ネイチャーガイド〉、2014年8月。ISBN 978-4-8299-8401-7 



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