アフリカ諸国の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 21:11 UTC 版)
象牙は国際取引が原則禁止された後も、アフリカ諸国では密猟が発生しており、問題となっている。アフリカ諸国の間にも、象牙の国際取引の全面禁止を望んでいる国と、全面解禁を望んでいる国があり、対立している。全面禁止を主張するのは北部~中央アフリカ諸国であり、アフリカゾウの管理が上手くいっておらずゾウが激減している国 である 一方で、取引再開を望むのはアフリカゾウの管理が成功し個体数が増加している南部アフリカ諸国 である。 2013年に国際連合安全保障理事会に提出された報告書によれば、アフリカ中部地帯の武装勢力が象牙の密輸を重要な資金源としているとして潘基文事務総長が懸念を表明している。報告書によると、2004年から2013年にかけてガボンの国立公園で1万1000頭以上のゾウが殺されている。密猟者は2011年リビア内戦でリビアから流失した強力な武器で武装しており、従来の法執行機関では対応出来ないため、カメルーンのように軍隊が対応している国家もある。
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