アナログメディアとコピー制御
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:05 UTC 版)
「DVDレコーダー」の記事における「アナログメディアとコピー制御」の解説
デジタル放送関連のコピー制御についてはデジタル信号(映像・音声)やデジタル媒体にのみ載せられるものであり、アナログ信号やアナログ媒体(VHSやS-VHS等)には無縁なものであるという誤解が抱かれがちである。しかし実際にはデジタル放送チューナー等から出力されるアナログ信号、およびその信号を録画したアナログ媒体に対しても通常コピー制御の信号(通常はCGMS-A)が重畳されている(CGMS-Aのコピー制御信号は垂直帰線区間に記録されているため、コピー制御非対応の機器でもそのまま素通りして除去されることなく記録される)。なお、SKY PerfecTV!ではアナログ信号出力には「コピーワンス」のCGMS-A制御信号は一部のコンバータ機種を除いて出力されない。ただし、「コピー禁止」のCGMS-A制御信号は出力される。 つまり、デジタル放送チューナー等からアナログ映像・音声ケーブルでアナログ方式のVTR(コピー制御対応・非対応を問わず)に接続して録画した場合においても当該ビデオテープにはCGMS-Aの制御信号が記録される(ただし1990年代までに発売された一部の旧型製品の場合、記録の際の同期信号の入れ替えなどによりCGMS-Aの制御信号が記録されないことがある)。そしてそのテープをコピー制御対応のVTR(D-VHSデッキなど)で利用したり、またはコピー制御非対応のアナログ機器からアナログ映像・音声ケーブルでコピー制御対応のデジタル機器に接続し録画等したりする場合にはコピー制御の影響を受ける(従来のVHS専用機などコピー制御非対応の機器で録画などをする場合には、CGMS-Aによるコピー制御の影響は受けない。ただし、CGMS-Aで「コピー禁止」の映像信号には通常マクロビジョンのコピー制御も掛かっておりCGMS-Aのコピー制御非対応の機器でも録画はできない。しかし、前述の一部の製品では記録可能な場合がある)。
※この「アナログメディアとコピー制御」の解説は、「DVDレコーダー」の解説の一部です。
「アナログメディアとコピー制御」を含む「DVDレコーダー」の記事については、「DVDレコーダー」の概要を参照ください。
- アナログメディアとコピー制御のページへのリンク