アカデミア、大学について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 04:07 UTC 版)
「佐藤和夫 (経済学者)」の記事における「アカデミア、大学について」の解説
日本経済や日本経営に関することを英訳して世界に発信することを「学術輸出」と呼び、The Japanese Economyなどの出版に関わって積極的に国際的な場で学術貢献することに尽力した。特に、日本では海外の経済学書の翻訳書が多数出版されるが、日本の本が翻訳されて外国で出版されることがほとんどない現状を、「学術交流の国際収支を作成すれば、日本の帳尻は圧倒的な赤字である」と表現し憂いていた。 日本の研究者の研究の質を上げるために日本の大学の「国際化」を推進することを唱えていた。「理想的には大学の雇用制度を改革して競争要因を導入することであろうが、日本社会では抜本的改革は望めないだろう。とすると、業績に応じて研究休暇をあたえるとか、研究費をふやすという程度のことしかできないだろう。しかし、学術の国際化の要求は今後いっそう増加するのだから、なんとかせねばならないことは確かである。」と述べている。
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