アイス一体型コーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 04:04 UTC 版)
「アイスクリーム・コーン」の記事における「アイス一体型コーン」の解説
1928年、テキサス州フォートワースのJ.T. "ストゥービー" パーカーは、食料品店の冷凍庫で保存できる冷凍アイスクリームと一体型のアイスクリーム・コーンを開発した。彼はこの商品を市場に出すため、1931年にドラムスティック社 (Drumstick (ice cream)) を設立した。ドラムスティック社は、1991年にネスレによって買収された。2012年10月時点で、ネスレは、「ドラムスティック」ブランドのアイスを8種類の味で販売している。 1959年、ナポリに本社を置くイタリアのアイスクリーム・メーカーであるスピカ社は、ワッフルコーンの内側に油・砂糖・チョコレートの層をつくることでアイスクリームとコーンとを隔離する製法を開発した。スピカ社は、1960年に「コルネット」 (Cornetto (ice cream)) の名で商標登録している。当初の売上は伸び悩んだが、1976年にユニリーバがスピカ社を吸収合併すると、ヨーロッパ各地で「コルネット」の大量販売キャンペーンを始めた。「コルネット」は現在でも、世界で最もポピュラーなアイスクリームの1つとなっている。 1979年、デイビッド・ワインスタイン(David Wienstien)によって考案された新しい包装方法により、アイスクリーム・コーンの輸送はより簡単になった。ワインスタインの考案は、アイスクリーム・コーンをパラフィン紙で包むことをできるようにするものである。これにより、包装紙が輸送中に外れたりコーンにくっついたりすることを防ぎ、コーンをより衛生的に保てるようになった。
※この「アイス一体型コーン」の解説は、「アイスクリーム・コーン」の解説の一部です。
「アイス一体型コーン」を含む「アイスクリーム・コーン」の記事については、「アイスクリーム・コーン」の概要を参照ください。
- アイス一体型コーンのページへのリンク