れんりつ‐せいけん【連立政権】
読み方:れんりつせいけん
⇒連立内閣
連立政権(れんりつせいけん)
国会で予算や法律などの議案を成立させるには、議員定数の過半数の議席が必要となる。選挙の結果、一つの政党が過半数の議席を確保したときは、その政党が与党として単独政権を運営できる。
ところが、どの政党も過半数に達しなかったときは、2つ以上の政党が政策協議の上で連立政権を樹立し、安定した政権運営を目指す。
議院内閣制では、与党は内閣を組織することによって政権を担当する。特に連立政権では、閣僚(大臣)のポストを各政党に割り振る。与党はそれぞれ自分の政党から閣僚を出すことによって政権に対する責任を負うものとされている。
過去の連立政権の例として、1993年8月に発足した細川政権がある。細川内閣は、7つの政党と1つの会派による連立政権である。また、1996年1月に発足した橋本内閣は、自社さ(自民党・社民党・新党さきがけ)の連立政権だったが、同年10月から社民党と新党さきがけは閣僚を出さない「閣外協力」に転じた。
小渕前内閣は、当初は自民党単独政権として誕生したが、1999年1月に自由党を、同年10月に公明党を加えて、自自公連立政権となった。小渕前内閣の総辞職を受けて発足した森内閣では、自由党が離脱し、自由党から分裂して生まれた保守党を加える形で自公保連立政権となっている。
(2000.03.31更新)
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