ようばけ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 06:23 UTC 版)
「ようばけ」は日暮れでもしばらく日光に照らされる崖(はけ)であることから名称が定着した。高さ約100メートル、幅約400メートルにわたるこの露頭は、古秩父湾に堆積した砂質泥岩が隆起して赤平川による侵食によって形成されたもので、ナグラベンケイガニやサカモトイチョウガニなどの化石が産出する。崖に自生した広葉樹が落葉する冬季以外では地層の視認が難しいこと、そして上部から落下した土砂が木々に受け止められて古い露頭面を被覆してしまうことから、2021年には約70本の木々の伐採を文化庁が承認し、天然記念物再生事業として約286万円の補助金を認めた。稀な天然記念物の現状変更となった。
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