油田発見率
読み方: ゆでんはっけんりつ
【英】: oil field discovery ratio
【英】: oil field discovery ratio
"新地域試掘(new field wildcat)の数に対する発見された油田(ガス田)の数の比率をいう。試掘の成功の数と油田(ガス田)発見数とは必ずしも一致しない。それは個々の試掘の成功は、その試掘井からある期間継続するある程度の量の出油(ガス)があれば成功というが、これが商業的に開発できる油層(ガス層)であるかどうかは、1 坑の試掘井だけでは判断できない。そこで、試掘井により確認された含油地質構造の広がりを確認するために、試掘井の周辺に数本の探掘井を掘り、それらが出油(ガス)するか否かによって、この構造が商業油田として仕上げるに足る油 (ガス)量を有しているか否かが判断される。したがって、探掘井が失敗し、期待油(ガス)量が商業規模でないと判断された場合、試掘井の成功にもかかわらず、油田として仕上げられず放棄されるので、統計上は試掘成功数よりも成功油田数の方が常に少ないことになる。米国石油協会(API)が、米国内における成功が報じられた新地域試掘について、その 6 年後まで追跡調査した結果は表のとおりである。 表 米国における油田・ガス田発見率
* 油田のほかガス田を含む。ガスは6,000cf=1bbl と換算。全油田には非採算として放棄されたものを含む。数字は百分比。" |
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