やえがわかんば (八重皮樺)





●わが国の本州、中部地方以北から北海道、朝鮮半島、中国東北部それにウスリー地方などに分布しています。日当たりの良い山地に生え、高さは15メートルほどになります。樹皮は灰褐色から灰色で、鱗片状に幾重にも剥離します。葉は卵形から菱形状卵形で、先端は鋭く尖り、互生します。縁には不揃いな鋸歯があります。雌雄同株で、4月から5月ごろ、葉の展開と同時に花を咲かせます。雄花序は長枝の先に2~3個垂れ下がり、雌花序は短枝に直立します。果実は長楕円形の堅果で、9月から10月に熟します。名前は、樹皮が幾重にも剥がれることから。
●カバノキ科カバノキ属の落葉高木で、学名は Betula davurica。英名は Dahurian birch。
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