もやし生産者の窮状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 03:38 UTC 版)
もやしには、有機栽培されたり健康に良いとされる大豆イソフラボンの含有量を増やしたりして、付加価値や価格を高めた商品もあるが、一般にはスーパーマーケットなどで特売や安売りの対象にされやすい。平均的な小売価格は、ピークだった1992年の100グラム当たり20円程度から、2016年には同15円程度まで下落している一方、中国からの輸入が多い原料の緑豆の価格は上昇している。2009年に国内で230社以上あった生産者は、経営難から100社以上が廃業した。 2017年3月9日付けで、工業組合もやし生産者協会(東京)が、文書「もやし生産者の窮状について」を発出した。上がり続ける「生産コスト」に対して、上がらない「販売価格」(もやしの販売価格は約40年前(1977年平均価格「総務省家計調査」より)の価格よりも安い)。廃業が続く生産者の窮状を訴えた。
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