ものづくりコーディネイト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 05:29 UTC 版)
「佐々木機工」の記事における「ものづくりコーディネイト」の解説
「ものづくりコーディネイト」は、地方の中小機械器具専門商社の取り組みとしては、大変珍しい事例である。 きっかけ この取り組みのきっかけは、1980年代前半に室蘭製造業界を襲った『構造不況』を経験したことである。 目的 この取り組みの目的は、機工商社としての立場から得られる市場情報(需要家が抱える問題点と、これを解決できる供給者技術情報)を基に、室蘭地域内で新たな継続的生産活動を創出し、その結果として佐々木機工が取扱う商品も生産活動に使ってもらうことである。 具体的事例 ・200t鋼片台車(豊平製鋼と協業) ・電線用地中埋設管継手『グリップロック』(渡辺鋳工所ほかと協業) ・電柱足場ボルト(第一金属と協業) ・蓄熱式電気暖房器『アルディ』(アオキ製作、ホクシンなどと協業) ・ノズル自走式管内洗浄機(永澤機械と協業) ものづくりコーディネイトに対する評価 この取り組みは、本来総合商社が行うような取り組みを、地方の中小専門商社が行っている事が注目を集めた。東京中小企業投資育成のホームページによると、同社が出資を決定した要因として、佐々木機工の取り組みの中で「室蘭・苫小牧エリアにおける豊富なネットワークを基にしたコーディネート事業での調整力が認められ」たことを挙げている。
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