もともと突起だった部分が変化した棘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/29 10:21 UTC 版)
「棘」の記事における「もともと突起だった部分が変化した棘」の解説
もともと突起だった部分が変化した棘は哺乳動物や乾燥地帯の植物などが持つ。哺乳動物においては、ヤマアラシやハリネズミのものが有名で、主に背側の毛が固化してまっすぐになっている。他の棘と区別して刺毛(しもう、棘毛(とげけ)とも)とも呼ばれる。魚類では鱗が変形したものが全身にあるのがハリセンボンである。 乾燥帯の植物は、葉が枯化、固化、変形して円錐状突起になっているものがある。葉からの水分蒸散を押さえる保水と外敵からの茎の保護が目的とされる。サボテンなど多肉植物に多く見られる。ただし、茎から伸びる棘がすべて葉の変形とは限らない。サイカチやアカシアなどは棘の基部から葉が出ていることから、一部の枝が棘に変形したものと判断できる。
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