ヒッタカ
名称: | ヒッタカ |
ふりがな: | ひったか |
種別1: | 風俗習慣 |
保護団体名: | ヒッタカ保存会 |
選択年月日: | 1976.12.25(昭和51.12.25) |
都道府県(列記): | 岡山県 |
市区町村(列記): | 笠岡市金浦 |
代表都道府県: | 岡山県 |
備考: | 所在地が同一都道府県内のもの(このデータは種別1から移行しています) |
解説文: | 新川をはさんで対峙する東西の行者山・妙見山の中腹に、各々杉丸太、竹材を用いて大規模な大枠を組み、割り竹をもって絵の原図をつくり、それに多数の提灯を吊るして点火し、夜空に絵模様を出現させる技を競うものである。それが準備には町を二分し、かつ極秘裡に執り行われる慣例となっている。五月節供には、舟漕ぎ、凧揚げ、綱曳きなどの競技をなすという事例は広く分布するものの、絵模様の技を競うものは類例を見出し難い。物競べを内容とする年占行事の一典型をなすものとして注目される旧暦五月五日に近い土曜日に行われる。 |
ひったか
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/26 08:56 UTC 版)
ひったか、またはヒッタカ[1]は、岡山県笠岡市金浦地区において毎年旧暦の5月に行われる、伝統行事(祭)である[2]。
国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財(選択無形民俗文化財)に選択[3]、また笠岡市の重要無形民俗文化財に指定されており、「ひったか・おしぐらんご保存会」が保存団体として主催する[4]。
元来は旧暦5月5日の行事であったが、現在はそれに近い土曜日の夜に実施される[4]。
歴史
源平合戦(治承・寿永の乱)において城山から敵軍(源氏)へ対して掲げたかがり火が元となったとされるが、発祥年代は不明確である[2]。古い時期には東西の山に陣取る形で松明を灯し、互いに投石して捕虜を取り合ったという[2]。江戸時代初期には大将名の旗(赤と白)の争奪戦となり、時期ははっきりしないが現在の形に変わったとされる[2]。
行事の内容
金浦地区を流れる吉田川を挟む行者山と妙見山に提灯を使った絵模様を描くものである[2]。行者山が源氏、妙見山が平氏とされ、それぞれに枠を組んで300 - 400個の提灯を吊す形でおこなわれる[4]。
また、地元小学校・中学校による子供ひったかも同時に、同会場で行われている。
アクセス
・最寄の駅であるJR笠岡駅から、国道2号線を西へ約1.5㎞。
※笠岡駅前バス乗り場(坪生経由福山駅行き、金浦経由井原行き)金浦口か西浜で下車。祭り開催日は午前中のみ運行。西浜(ようすな)。
その他
国道2号線(金浦大橋)や山陽本線(金浦地区通過時)から、山に灯る提灯絵や祭の様子を見る事ができる。
脚注
関連項目
- ひったかのページへのリンク