どんどこ船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 23:59 UTC 版)
どんどこ船の起源は前述の御迎人形をかざった船から来ている。元々は伝馬船を使っていたため伝馬ともてんまとも呼ばれる。名前の由来はどんどこと音をかき鳴らしながら進む姿から来ているとされている。鉦太鼓に合わせて28人の漕ぎ手が一斉に櫂を漕いで進む姿は勇壮である。 どんどこ船は陸渡御には参加せずに大川を下り祭の開催を知らせる役目を担っている。船渡御になると列外船の一つとして祭を盛り上げる役目を担う。高校生から大人が乗船しているどんどこ船(木場若中)と、小中学生が乗船している子供どんどこ船(木場小若)の現在2つの船が活躍中。木津川・土佐堀川・大川・東横堀川・道頓堀川を縦横無尽に行き来する様は大阪夏の風物詩の一つとして有名。 24日の鉾流神事の際に神鉾を拾い上げる御鳥船(おとりぶね)もどんどこ船(木場若中)のメンバーが太鼓を打ち鳴らし、櫓と櫂の人力で航行。※宮入り(どんどこ船を陸に上げ、船ごと境内に入る)の際に神鉾を返す役目もどんどこ船講(木場若中・木場小若)が行っている。
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