とり‐インフルエンザ【鳥インフルエンザ】
読み方:とりいんふるえんざ
1 A型インフルエンザウイルスによって引き起こされる鳥の感染症。自然宿主である野生の水鳥は発症しないが、鶏やウズラなどの家禽が感染すると重篤な症状を引き起こすものがあり(高病原性鳥インフルエンザ)、養鶏などの産業に大きな損害を与えることがある。通常、人には感染しないが、感染源と密接に接触した場合などに、まれに感染することがある。AI(avian influenza)。バードフル。→豚インフルエンザ
2 家畜伝染病予防法で、高病原性鳥インフルエンザや低病原性鳥インフルエンザに分類されない鳥インフルエンザのこと。ウイルスの亜型がH5またはH7以外で、病原性の低いものがこれにあたる。
[補説] 家畜伝染病予防法では、高病原性鳥インフルエンザ・低病原性鳥インフルエンザ・鳥インフルエンザの3つに分類される。海外では人への感染も確認されていることから、感染症予防法では、H5N1型の鳥インフルエンザが2類感染症、H7N9型が指定感染症、それ以外のものが4類感染症に指定されている。
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