てるてる坊主に似た風習
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 21:03 UTC 版)
「てるてる坊主」の記事における「てるてる坊主に似た風習」の解説
詳細は「掃晴娘」を参照 中国には箒を手にした切り紙の人形である掃晴娘があり、これと日本のてるてる坊主との類似はすでに江戸時代の榊原篁洲『榊巷談苑』で指摘されている。また、ヘボン『和英語林集成』は「TERI-TERI-BŌZU」に「掃晴娘」の字をあてている。掃晴娘は文献上金末元初の李俊民の「掃晴婦」詩に見えるのが古い。『燕京歳時記』にも見え、20世紀はじめまでは一般に見られる習俗だったようだが、現在は知らない人が多く、むしろ日本から伝わったてるてる坊主の方が知名度が高い。 『蜻蛉日記』下巻に「今日かかる雨にもさはらで、同じ所なる人ものへまうでつ。さはることもなきにと思ひて出たれば、ある者『女神にはきぬ縫ひて奉るこそよかなれ。さしたまへ』と寄り来てささめけば『いで試みむかし』とて、縑(かとり)の雛衣(ひひなぎぬ)三つ縫ひたり」とあるのを、掃晴娘に関係づけるむきもある[要出典]。
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