つぼみ_(アンソロジー)とは? わかりやすく解説

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つぼみ (アンソロジー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/03 00:38 UTC 版)

つぼみ』とは、芳文社発行の百合を題材としたアンソロジーコミック集(書籍扱いコミックス)。キャッチフレーズは「あまくてやさしい百合アンソロジー」

概要

2009年2月に年4回(2月・5月・8月・11月)刊行のアンソロジー集として創刊。コミックス扱いとされており、「まんがタイムKRコミックス GL series」として刊行されている。2010年10月発売のVol.8より偶数月刊行に変更。

2012年12月発売のvol.21をもって休刊となった。休刊後も一部の作品は『つぼみWebコミック』で継続されていた[1]

特徴

競合他誌(2009年当時は『コミック百合姫』『コミック百合姫S』などが刊行されていた)と比べると、性的描写は控えめ。同誌で『エビスさんとホテイさん』を連載していたきづきあきら・サトウナンキによると、連載する際編集からは「寸止め」「ほんのり」「友情と恋の間」などというレクチャーを受けたという[2]

ただし、作家陣には成人向け作品出身者を起用することもあり、連載経験者の中では大朋めがね[3]玄鉄絢東山翔森永みるくなどがいる。

Webコミック

2011年12月21日より「つぼみWebコミック」が公開。原則毎月第2・第4水曜日に更新。本誌掲載作品の番外編などの漫画やWeb限定のメッセージペーパーなどを公開されていた。またWeb限定で『銭湯ハワイ』(かずといずみ)が連載されていた。

2013年5月22日、Webの更新停止と閉鎖が発表された[4]

単行本

2010年8月より「まんがタイムKRコミックス tsubomi series」として刊行開始。原則2作品を『つぼみ』本誌と同時期に刊行。2012年8月以降は本誌の刊行がない月も発売している。同誌掲載作品が基本だが、2011年4月の袴田めら最後の制服』(上・下巻同時刊行)は、「まんがタイムKRコミックス」として2005年2006年にかけて刊行された作品の新装版である。

主な掲載作品

連載中(本誌休刊時点)

  • 『エデンの東戸塚』(袴田めら)
  • 『神さまばかり恋をする』(一花ハナ)
  • 『少女サテライト』(はみ)
  • 『魚の見る夢』(小川麻衣子
  • 『前略、百合の園より 』(須河篤志
  • 総合タワーリシチ』(あらた伊里
  • 『ベツキス』(百合原明)
  • 『ひみつのレシピ』(森永みるく)

休載

  • 『prism』(東山翔)[5]

連載終了

  • 『エビスさんとホテイさん』(きづきあきら+サトウナンキ)
  • 『エンドレスルーム』(藤が丘ユミチ)
  • 『キャンディ』(鈴木有布子
  • 『Green.』(大朋めがね)
  • 『くらいもり、しろいみち』(由多ちゆ
  • 『しまいずむ』(吉富昭仁
  • 『タンデムLOVER』(カサハラテツロー
  • 『トラにツバサ』(モロやん)
  • 『花と星』(鈴菌カリオ
  • 『プライベートレッスン』(ナヲコ)
  • 『星川銀座四丁目』(玄鉄絢)
  • 『むすんでいらいて』(イコール)
  • 『レンアイマンガ』(コダマナオコ
  • 『ロンリーウルフ・ロンリーシープ』(水谷フーカ
  • 『じょしけん。』(のん

その他主な執筆漫画家

脚注

  1. ^ “百合アンソロジーのつぼみ休刊、単行本は継続して刊行”. コミックナタリー. (2012年12月12日). https://natalie.mu/comic/news/81464 2012年12月22日閲覧。 
  2. ^ 『エビスさんとホテイさん』単行本あとがきより
  3. ^ 芳文社刊行のアンソロジー誌『らぶチュ』(一般向けだが男女の性的描写あり)にも定期的に作品を発表していた
  4. ^ つぼみ編集部 (2013年5月22日). “つぼみWebコミック、更新停止と閉鎖のおしらせ”. つぼみWeb (芳文社). オリジナルの2013年8月31日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130831025346/http://tsu-bo-mi.jp/?p=3923 2013年6月23日閲覧。 
  5. ^ 休載のおしらせ - ウェイバックマシン(2013年8月31日アーカイブ分)

関連項目

  • コミック百合姫 - 一迅社発行の百合コミック誌。『つぼみ』とほぼ同時期(2010年11月)に季刊誌から隔月刊誌(奇数月刊行)に変更された。

外部リンク


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