つくばいの構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 18:16 UTC 版)
一般に、使用するのにつくばう必要のある高さのものをつくばいと言うが、茶室に添えられる本格的なつくばいは、「手水鉢(水鉢)」を中心に、「前石」「手燭石」「湯桶石」(この3つの石を“役石”という)、「水門(海)」で構成されている。 手水鉢(ちょうずばち) 水鉢(みずばち)とも。茶事の時に客人は席入りする前にここから柄杓一杯の水をとり、手を洗う事によって身を清める。 前石(まえいし) 手水鉢の手前正面の石。手水を使う際に乗る(その更に手前に石が置かれている場合がある。飛石という)。 手燭石(てしょくいし) 手水鉢の左側(※)の石。夜の茶会時に灯り(手燭など)を置く。 湯桶石(ゆおけいし) 手水鉢の右側(※)の石。冬など寒中の茶会時に湯桶を置く。 水門(すいもん) 海(うみ)とも呼ばれる。上記の手水鉢と役石に囲まれた低い部分。こぼれた手水を受けるために、砂利などを敷き詰めている。 ※ 手燭石と湯桶石の左右は、茶道の流派によって異なる。
※この「つくばいの構成」の解説は、「つくばい」の解説の一部です。
「つくばいの構成」を含む「つくばい」の記事については、「つくばい」の概要を参照ください。
- つくばいの構成のページへのリンク