だんじょの水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 08:32 UTC 版)
毎年この地は、水不足で苦労する土地であった。村民たちは用水工事を護国寺に懇願し、護国寺の僧侶と一体となって、余水を地下埋設水路によって導水する、画期的難工事を完成させた。時期は1690年(元禄3年)と伝わる。これを「だんじょ用水」と言う。以来三百有余年「だんじょ用水」は、昭和初期まで夏は冷たく、冬は温かい清らかな水が管一杯に溢れ、地域の人々の生活を支えてきた。近年地下鉄工事によって枯渇してしまったが、由緒ある史跡を憂い、保存会を立ち上げ「だんじょの水」として改修された。なお、だんじょとは「山科檀林」の別称である。現在、当地には浄行菩薩が祀られ、近隣交流の核として機能している。
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