だんじりの型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 07:34 UTC 版)
上地車(かみだんじり) 深井沢町・深井水池町・深井畑山町・深井中町・深井清水町がこの型であり、堺型といわれるものはこの種類に含まれる。大阪府泉州地域以外はほとんどがこの上地車である。重量は比較的軽く、上り坂でも容易に進むことができる。下地車にある前梃子は無く、周りを担い棒と呼ばれる木の梁で囲っているのが特徴。深井連合に所属する上地車の全てには屋根の上に獅噛(ししがみ)と呼ばれる鬼に似た顔をした彫り物がつけられている。獅噛には鳥衾(とりふすま)と呼ばれる3本の角がついている事がある。深井水池町のだんじりは最も大きな上地車として有名。 下地車(しもだんじり) 深井北町・深井東町・深井中町西がこの型であり、岸和田型とも言われ、大阪の海沿いの地域の地車にこの型が多い。昭和62年から平成13年までは深井北町だけが下地車で、深井連合で最大のだんじりであった。平成14年に深井中町西が北町より一回り小さな下地車を購入。続いて平成17年に深井東町が新調。大きさは深井北町のものより幅・高さともに数センチ大きく作られている。上地車と比べると大きく重いが、重心が低く、やりまわしをする時の安定度は高い。近年では大型化してきており、新調すると1億円は優に超える。後部にやりまわしや方向転換に使用する後梃子があり、前部にはブレーキの役割をする前梃子がある。破風型の大屋根と小屋根には、鳥衾がついている。
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