探偵小説名作全集(たんていしょうせつめいさくぜんしゅう)
1956年(昭31)5月から12月にかけて河出書房にて刊行。全11巻。
1.江戸川乱歩集(二銭銅貨他八)2.小酒井不木甲賀三郎集(疑問の黒枠姿なき怪盗)3.大下宇陀児集(鉄の舌石の下の記録)4.横溝正史集(蝶々殺人事件他二)5.角田喜久雄集(髙木家の惨劇他二)6.浜尾四郎集(殺人鬼)7.小栗虫太郎集(黒死館殺人事件他二)8.木々高太郎集(人生の阿呆他三)9.坂口安吾蒼井雄集(不連続殺人事件船富家の惨劇)10.高木彬光集(刺青殺人事件他一)11.短編集(葛山二郎海野十三夢野久作他八)。
ほかに別巻として書き下ろし長編を出すはずだったが、社業不振のため、中止。その際、入選が決定していたのは仁木悦子の「」である。ちなみに次席には多岐川恭の「氷柱」が、三席には吉野賛十が入選していた。
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