その他のCOX-2阻害薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 23:18 UTC 版)
「ロフェコキシブ」の記事における「その他のCOX-2阻害薬」の解説
2005年、FDAは、当時承認されていた他のCOX-2選択的NSAID(セレコキシブ、バルデコキシブ)とともに、ロフェコキシブはプラセボと比較して重篤な有害事象のリスクが高いと結論づけるメモを発表した。また、入手可能なデータでは、これらの薬剤をCVリスクに関してランク付けすることはできないとした。 米国では、Celebrex(一般名:celecoxib)のみが現在も販売されている。 世界の規制当局は、現在も販売されているCOX-2阻害剤について、心血管リスクに関する警告を求めている。例えば、2005年にEUの規制当局は、すべてのCOX-2阻害剤の製品情報および/または包装に以下の変更を求めた。 COX-2阻害剤は、虚血性心疾患および脳血管疾患(脳卒中)、ならびに末梢動脈疾患を有する患者には使用してはならないという禁忌事項 高血圧、高脂血症(高コレステロール)、糖尿病、喫煙などの心疾患の危険因子を有する患者にCOX-2阻害剤を処方する際には、医療従事者が注意を払うようにとの警告強化 心血管リスクとCOX-2阻害剤への曝露との関連性を考慮し、医師は最小の有効量を最短の治療期間で使用することの推奨
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