その他のD.O.C.認定ワイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/26 22:43 UTC 版)
「ヴィン・サント」の記事における「その他のD.O.C.認定ワイン」の解説
テッレ・ディ・オッフィーダ DOC (Terre di Offida DOC) - マルケ州南部、アスコリ・ピチェーノ県およびフェルモ県の海岸寄りの地域に位置する。ヴィン・サントのアルコール度数は13%以上なければならず、3年以上 (うち木樽で2年以上) 熟成してから出荷される。このワインにはパッセリーナ(英語版)を85%以上使用しなければならず、残りは地元産の白ブドウ品種を最大15%まで使用することが認められている。 トレンティーノ DOC (Trentino DOC) - トレント県中央部に広がる。(ヴィン・サントとは別の) ヴィノ・サントの生産が盛んな下位区分地区は、コムニタ・ディ・ヴァッレ (県独自の行政区画) でいうところのヴァッレ・デイ・ラーギにある。通常のヴィノ・サントと高級なスペリオーレのヴィノ・サントがあり、前者は6か月間風乾し貴腐が起きた状態のノジオーラ種を85%以上使用し、アルコール度数は10%以上なければならない。出荷までには約3年の熟成期間を要する。スペリオーレの場合、通常より1か月長く風乾したノジオーラ種を100%使用し、アルコール度数は11%以上なければならない。ほとんどの生産者はこのワインを7-10年熟成させるが、最低でも4年は熟成させる。ヴィノ・サントはイタリアでもっとも名高いデザートワインのひとつとされる。
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