その他の線路閉鎖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/02 00:47 UTC 版)
保線や除雪以外の目的で行う線路の閉鎖は、路線のATC化やATO化の際に行う、信号システムに対する習熟運転がある。また、新造車両や制御装置やブレーキ装置などに大規模な改造を施した車両で、使用前の所定検査未実施の車両が本線上で試験を実施する際や、それに伴う車両基地から試験区間までの移動にも、一定区間で線路の閉鎖を行うことがある。 東京地下鉄向けの車両を甲種輸送するため、常磐緩行線の綾瀬駅 - 松戸駅間を走行する際には、常磐緩行線内の保安装置がATCであるため電気機関車が入線できないことから、当該区間を線路閉鎖して走行する。また、2007年に発生した新潟県中越沖地震で信越本線が不通となった際、JR東日本・新潟車両センター所属の115系を長野総合車両センターへ検査入出場させるために、北越急行ほくほく線に迂回して走行させる必要が生じた。ほくほく線の保安装置はATS-P型であるが、新潟所属の115系についてはATS-P型が装備されていない車両も存在した。このため、ATS-P未搭載の115系がほくほく線を自力走行するのに際し、線路閉鎖の措置が取られた。
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