その他の欧米諸国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 09:20 UTC 版)
「アール・ヌーヴォー」の記事における「その他の欧米諸国」の解説
スペインのものをモデルニスモ(モダニズム)などと呼ぶ。特にバルセロナを中心に、アントニ・ガウディのほかドメネク・イ・モンタネル、プッチ・イ・カダファルク、ジュゼップ・マリア・ジュジョールなどの建築家がいる。 オランダでは画家ヤン・トーロップと建築家ヘンドリック・ペトルス・ベルラーへがいる。 イタリアでは「スティレ・リベルティ」と呼ばれ、いずれも建築家のエルネスト・バジーレ、ライモンド・ダロンコ、ジュゼッペ・ソマルーガ、カルロ・ブガッティ、ジュゼッペ・ブレガが活躍した。 スイスにおいてはシャルル・レプラトニエがスティル・サパンを創始し、ル・コルビュジエらが影響を受けた。 北欧ではノルウェーでエドヴァルド・ムンクがアール・ヌーヴォー絵画を残しているほか、オーレスンがユーゲント・シュティール建築で知られている。フィンランドには建築家エリエル・サーリネンがいた。 チェコのプラハ本駅は高名なアール・ヌーヴォー建築である。アルフォンス・ミュシャはパリで活躍したが、出身はチェコであり、名前も本来の発音は「ムハ」に近い。 ヤン・トーロップ『3人の花嫁』(1893) プラハ本駅のホール アルフォンス・ミュシャによる演劇『ジャンヌ・ダルク』ポスター (1909) ハンガリーの建築家レヒネル・エデンにはブダペストの応用美術館、郵便貯金局などの作品がある。 ラトビアのリガは数多くのアール・ヌーヴォー建築で知られている。リガとロシアのペトログラード(現サンクトペテルブルク)で、建築家のミハイル・エイゼンシュテイン(映画監督のセルゲイ・エイゼンシュテインの父)が活躍した。 アメリカ合衆国ではシカゴの建築家ルイス・サリヴァンや、ニューヨークの宝飾デザイナー・ガラス工芸家ルイス・カムフォート・ティファニーが活躍した。 ルイス・カムフォート・ティファニーの作品 : イェール大学のステンドグラス『教育』(1890)、杯と花瓶 (1910頃)
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