その他の大口袴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/22 09:42 UTC 版)
天皇の用いる大口袴は特殊で、時代、装束によっては女官の緋袴のような長く裾を引くものもある。 公家少年の半尻(丈の短い狩衣)装束には、指貫の代用として「前張大口」(さいはりのおおくち)と言う白い大口袴を使用した。 腰紐は前後二本で、前身は精好、後身は大精好で仕立てた張の強いものであった。(詳細は精好織で) 一方、室町時代の武家男性の直垂装束に使われたのは「後張大口」(うしろばりのおおくち)と言うタイプの同じく白い袴で、前張大口と前後の身頃に使う生地が逆になっている。
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