そうはつへいけい

デジタル大辞泉

そうはつ‐へいけい〔サウハツ‐〕【早発閉経】

読み方：そうはつへいけい

通常より若い年齢（43歳未満）で卵巣の機能が停止し月経がなくなること。女性ホルモンの欠乏により、更年期障害・骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などが生じやすくなるため、ホルモン補充治療を行う。染色体異常や自己免疫疾患などが原因と考えられている。早発閉経と診断された女性が卵子提供による体外受精によって妊娠・出産した事例が国内でも報告されている。早発卵巣不全。

[補説] 極端なダイエットやストレスなどが原因で長期間月経がない状態になることがあるが、多くの場合これは早発閉経ではなく、卵巣内に卵子があることが多い。

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早発閉経

【仮名】そうはつへいけい
【原文】early menopause

40歳を前にして卵巣の機能が停止する病態。症状としては、ほてり、気分の変動、寝汗、膣の乾燥、不妊症などがみられる。化学療法や放射線療法、手術などの一部のがん治療は、早発閉経の原因となる可能性がある。一時的なものである場合もあれば、永久的なものである場合もあり、ホルモン補充療法によって治療できることもある。「premature ovarian failure（早発卵巣不全）」、「primary ovarian insufficiency（原発性卵巣不全）」とも呼ばれる。