しのびごと

デジタル大辞泉

しのび‐ごと【忍び事】

読み方：しのびごと

他人に知られないようにする事柄。隠しごと。内緒ごと。

「かかる御—により、山里の御歩(あり)きもゆくりかに思したつなりけり」〈源・総角〉

しのび‐ごと【忍び言】

読み方：しのびごと

ひそひそ話。内緒話。さざめごと。

「ありつる—どもの、御耳とまりつるや交りたりつらむ」〈狭衣・四〉

しのび‐ごと【^×誄】

読み方：しのびごと

《「偲び言」の意。上代は「しのひこと」》死者の生前の功徳をたたえて哀悼の意を述べる言葉。誄詞(るいし)。るい。

世界宗教用語大事典

しのびごと 【誄】

日本の古語でシノフは、ほめる、慕い偲ぶの意で、死者を思慕する言葉の意。