しのびねとは? わかりやすく解説

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しのび‐ね【忍び音】

読み方:しのびね

小声また、ひそひそ声。

忽ち—にアッ叫びながら」〈二葉亭訳・あひゞき

忍び泣きの声。「—に泣く

ホトトギスの、声をひそめるような鳴き声陰暦4月ごろの初音

時鳥(ほととぎす)早もきなきて、—もらす」〈佐佐木信綱夏は来ぬ


しのびね

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/07/24 12:55 UTC 版)

しのびね』は、平安時代末期に成立しその後散逸した王朝物語、ないしは南北朝時代に成立した前者の改作本をいう。典型的な悲恋遁世譚とされる。「しのびね」は悲恋に「しのび泣く」姫君を表すと考えられている。

あらすじ

中納言は美貌の姫君と恋に落ちたが、父に恋を反対された中納言は父の決めた相手と結婚し、姫君と別れる。姫君は母の縁によって宮中の某所に移り住んだが、そうした姿を帝に見出される。それでも姫君は中納言(中将)のことを忘れられなかったが、偶然の機会に中将と姫君は宮中で再会した。しかし姫君は中将を拒否し、中将は出家する。姫君は帝の寵愛を受けて中宮に上りつめる。かつて中将と姫君との間に生まれた子はその後中将と再会する。

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