さらなる惑星Xの探索
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/05 05:33 UTC 版)
冥王星の発見の後も、トンボーは別の遠方の惑星を求めて黄道上を探索し続けた。彼は数多くの小惑星や変光星、彗星を発見したが、惑星は見つからなかった。 冥王星の後、長い間にわたって太陽系外縁天体は見つかっていなかったが、1992年に(15760) アルビオンが発見された。これ以降、千個以上の外縁天体が発見されている。これらの天体は現在ではその多くがエッジワース・カイパーベルト天体(EKBO)に属すると考えられている。EKBOは海王星の外側の黄道面上を公転する氷に覆われた天体で、太陽系の形成時に取り残された天体だと考えられている。 このことから、冥王星を惑星と呼ぶべきどうかについて議論が起こった。最終的に、2006年にIAU(国際天文学連合)の総会で太陽系の惑星の定義が定められたことにより、冥王星は惑星ではなく準惑星と分類されることとなった。
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