さつまのかみとは? わかりやすく解説

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さつま‐の‐かみ【×薩摩守】

読み方:さつまのかみ

【一】

薩摩国長官。特に、平忠度(たいらのただのり)をさすことが多い。

《「薩摩守忠度(ただのり)」を「ただ乗り」にもじって》乗り物無賃乗ること。また、その人ただのり。「—を決め込む

【二】狂言神崎渡し守秀句好きと教えられ出家が、「平家公達(きんだち)薩摩守忠度(ただのり)」という句でただ乗り試みるが、肝心の「忠度」という部分忘れて失敗する


薩摩守

読み方:さつまのかみ

  1. 汽車電車などの只乗りをいふ。薩摩守忠度タダノリ)といふ人から出た洒落語。
  2. 電車などに無賃乗ることをいふ。平忠度は佐兵衛佐薩摩守であつたから、その役名を取つて忠度と只乗とをかけたのである。〔犯罪語〕
  3. 汽車電車などの唯乗(ただの)りをいふ。薩摩守忠度ただのり)をもぢつたもの。〔隠語
  4. 汽車只乗り
  5. 電車などに無賃乗ることをいふ、平忠度は佐兵衛佐薩摩守であつたから、その役名を取つて忠度と只乗とをかけていつたのである
  6. 汽車電車などを只乗りすること。又その人をいふ。
  7. 隠語、ただ乗、平忠度は薩摩守であつたのをもぢつて。
  8. 電車汽車等の無賃乗車を云ふ。薩摩守忠度を只乗に洒落れたもの。又無銭飲食の事を「ラジオ」と云ふ。無銭無線洒落れたるもの。
  9. 電車汽車汽船無賃乗る者。平忠度ただのり)は左兵衛薩摩守であつたから只乗り忠度にかけて薩摩守としやれた隠語
  10. 乗り物無賃乗車すること。薩摩守忠度と「ただ乗」と音が通ずるところから出た語。
  11. ただ乗り。〔一般犯罪
  12. 無賃乗車。薩摩守の名が忠度ただのりというところから平清盛の弟で歌人)。〔俗〕
  13. ただ乗り無賃乗車)のこと。即ち薩摩守忠度から出たもので忠度を只乗にしゃれたのである

分類 俗語、俗/一般犯罪犯罪

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