さしゃる
[助動][さしゃら(さしゃろ)|さしゃり(さしゃっ)|さしゃる|さしゃる|さしゃれ|さしゃれ(さしゃい)]《尊敬の助動詞「さす」の未然形に尊敬の助動詞「らる」が付いた「させらる」の音変化》上一段・上二段・下一段・下二段・カ変動詞および一部の助動詞の未然形に付く。尊敬の意を表す。…なさる。→さっしゃる →しゃる
「風ひかぬやうにして寝さしゃれませい」〈浮・一代女・五〉
[補説] 活用は、もと下二段型(未然形・連用形「さしゃれ」)であったが、のち四段型となる。多く近世上方の歌舞伎・浄瑠璃などに用いられた。
さしゃ・る
[動ラ特活]《動詞「さす」の連用形「させ」に助動詞「やる」が付いた「させやる」の音変化》「させる」の意で、対等、またはそれに近い下位のものからさせられるときにいう。
さしゃ・る
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