さくらやへの資本参加から清算へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 07:53 UTC 版)
「ベスト電器」の記事における「さくらやへの資本参加から清算へ」の解説
同業の株式会社さくらやは、2004年(平成16年)5月に投資ファンドのフェニックス・キャピタルが約70%を出資して経営再建に取り組んでいた。2006年(平成18年)12月1日、さくらやの実施した第三者割当増資を、当社が引き受ける形で40%を出資、同社を傘下に収めた。ベスト電器代表取締役副会長・グループCFOがさくらやの会長を兼務した。その後、2008年(平成20年)3月10日には、残る株式40%も取得して完全子会社とした。 2010年(平成22年)1月、さくらやの会社清算を含む「事業再構築計画」を発表。そのうち、立地面から今後も一定の売り上げが見込めると判断された4店舗は当時提携関係にあったビックカメラが継承することになり、さくらや船橋店を同年2月21日に「ビックカメラ船橋駅店」として転換したのを皮切りに、3月にかけてビックカメラの店舗として順次新装開店することになった。 時計専門店WATCH.(ウオッチドット)はラオックスが引き継ぎ、“ラオックス WATCH.”として4月23日に新装開店した。同店ではさくらやの元従業員を一部再雇用している。 それ以外の店舗は同年2月28日に全て閉店となった。株式会社さくらやは6月30日付で解散して清算手続に入り、2011年(平成23年)7月27日に東京地方裁判所が会社の特別清算の手続終結を決定して、さくらやは名実ともに消滅した。閉店後も扱っていた「HOT安心保障」は、ベスト電器のヤマダ電機傘下入り後の2013年(平成25年)2月28日を以って取扱が終了した。
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