これだけ読んでは"戦犯"になる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/29 18:13 UTC 版)
「これだけ読めば戦は勝てる」の記事における「これだけ読んでは"戦犯"になる」の解説
また同冊子は、「土人(ママ)を可愛がれ、併し過大な期待はかけられぬ」「仇なす仇は挫くとも罪なきものは慈しめ」とする一方で、 上陸して敵にぶつかったら親の仇にめぐり合ったと思へ、長い苦しい船の旅や暑い劇しい行軍も唯此の敵を破るための道草であった。鬱憤を晴らすのは此の敵だ、徹底的に殲滅しなければ腹の虫が納まらぬ、特に緒戦が大切だ — 「九. 戦闘 1.長い船旅も暑い行軍もこの一戦の為」『これだけ読めば戦は勝てる』42頁 として、別項目では「逃げる敵に止めを刺す」方法にも言及している。他方で、住民が通敵していた場合や投降兵の取扱いには言及がないため、茶園 (1988, pp. 5-6)は、辻や大本営はハーグ条約やジュネーヴ条約の存在を知っていたはずだが、その内容を将兵には教育・啓蒙していないため、この小冊子の戦後名としては『これだけ読んでは"戦犯"になる』が相応だろう、としている。
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