国際海事機関
【英】: international maritime organization
略語: IMO
国際海事機関のことで、国際海運問題を担当する国連の専門機関の一つである。 1958 年 3 月発効した政府間海事協議機関条約に基づいて、1959 年 1 月 13 日 IMCO(政府間海事協議機関)として設立された。1982 年 5 月 22 日に現在の名称に変更されている。1984 年 9 月現在で加盟国はわが国を含め 126 カ国である。設立の目的は、(1) 国際海運に影響のある技術的問題につき政府間の協力および情報交換の促進を図ること、(2) 海上安全および航行の能率に関する事項につき実行可能な最高基準の採用を奨励すること、(3) 海運問題に関し他の国連機関への助言と互いの活動の調整を図ること、(4) 必要な国際会議を召集し、海運問題に関する国際条約または協定を起草すること、である。 機構は総会、理事会、海上安全委員会、機関が必要と認める補助機関および事務局より成る。補助機関としては現在、総会の下部機関として海洋環境委員会、理事会の下部機関として法律委員会、技術協力委員会、簡易化委員会、さらに海上安全委員会などの下部機関として航行安全小委員会などの 11 の小委員会がある。 |

こくさいかいじきかんと同じ種類の言葉
- こくさいかいじきかんのページへのリンク