こうしょうじ

デジタル大辞泉

こうしょう‐じ〔コウシヤウ‐〕【興正寺】

読み方：こうしょうじ

京都市下京区にある浄土真宗の寺。山号は円頓山。文明年間（1469〜1487）経豪(きょうごう)が蓮如に帰依し、山科(やましな)で開創、本願寺に所属。明治9年（1876）独立し、興正派の本山となった。

こうしょう‐じ〔コウシヤウ‐〕【興聖寺】

読み方：こうしょうじ

宇治市宇治山田にある曹洞宗の寺。山号は仏徳山。天福元年（1233）道元が深草の極楽寺跡に創建。その後廃絶していたが、慶安2年（1649）淀城主永井尚政が復興。

世界宗教用語大事典

こうしょうじ 【興聖寺】

①京都市上京区堀川にある臨済宗興聖寺派本山。円通山。別称織部寺。一六〇三（慶長八）年古田織部の開創。初め密教も兼ねた。相国寺派に属したが一九四八（昭和二三）年独立。②京都府宇治市宇治山田にある曹洞宗の寺。仏徳山観音導利院興聖宝林禅寺。道元が京都深草に建て一時廃絶、一六四九（慶安二）年淀城主永井尚政が現地に再建、日本曹洞五箇禅林の一つ。