くさかげんずい

実用日本語表現辞典

久坂玄瑞

読み方：くさかげんずい

江戸時代末期に、長州藩における尊皇攘夷派の中心的役割を果たした人物の一人。吉田松陰が主宰する松下村塾で学び、高杉晋作と並んで「村塾の双璧」と称される秀才であった。1864年の禁門の変にあたり、25歳の若さで自刃した。

（2014年2月28日更新）

デジタル大辞泉

くさか‐げんずい【久坂玄瑞】

読み方：くさかげんずい

［1840〜1864］幕末の長州藩士。名は通武。通称は義助。吉田松陰門下。尊王攘夷の急進派で、品川の英国公使館焼き討ち、下関外国艦船砲撃に参加。蛤御門(はまぐりごもん)の変で負傷し、自刃。

防府歴史用語辞典

久坂玄瑞 （くさかげんずい）

萩の医者の家に生まれ、松下村塾［しょうかそんじゅく］で学び、高杉晋作［たかすぎしんさく］と一二を争う秀才で常に攘夷の先頭にたっていました。１８６４年（元治元年）の禁門の変［きんもんのへん］（蛤御門の変［はまぐりごもんのへん］）で戦死しました。

関連項目

9ishin/09-11/9-11.html防府の歴史「志士たちに協力した人々」（９－１４）

美術人名辞典

久坂玄瑞

読み方：くさか　げんずい

幕末の志士・長州藩士。初名は誠、名は通武のち義助、字は実甫、号江月斎、変名松野三平。明倫館に学び、吉田松陰門下となる。高杉晋作と共に松陰の双璧といわれた。尊王攘夷論を唱えて脱藩し、英国公使館焼打・下関外国船砲撃等に活躍する。元治元年（1864）歿、25才。