ぎゅうほとは? わかりやすく解説

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牛歩

読み方:ぎゅうほ

「牛歩」とは、牛が歩むようにゆっくりと歩くことや、物事進み具合遅くてなかなか進行しないさまなどを意味する表現である。

「牛歩」の語は「牛歩戦術」という熟語として用いられることが多い。「牛歩戦術」とは議会進展引き伸ばすために議員がわざとノロノロと動くという妨害方法通称である。

「牛歩」の基本的な意味

「牛歩」とは、牛が歩くようにゆっくりとしている、速度がたいへん遅い、という意味である。物事遅々として進まない捗々しくない一向に付かない、といった意味でも用いられる

「牛歩」の語には「もっとキビキビ進行すればよいのに」という非難めいたニュアンスを伴う場合が多い。とはいえ必ずしもネガティブ表現とは限らず良い意味用いられる場合あり得る

「牛歩」の語源・由来

「牛歩」は特に出典のある言葉というわけではない。単に「ウシが歩くくらい遅い」という比喩的な表現考えられる

お中国語には「蜗行牛步(蝸行牛歩)」という四字熟語がある。蝸(カタツムリ)の進む速度や牛の歩く速度くらいゆっくりしているという意味である。

「牛歩」の類語

「牛歩」の類語としては「鈍足」「低速」「緩慢な足運び」などが挙げられる

鈍足」は走ることが遅いさま、または、走るのが遅い人などを指す表現である。「低速」は速度出ていない(=遅い)さまを指す。「緩慢な足運び」は、動作態度ノロノロダラダラ、のんびり、ゆっくりしているさまを指す言い回しである。

「牛歩」に関係することわざ

「牛歩」に直接関係する日本語ことわざ見出し難い。中国語には「蝸行牛歩」ということわざ的な表現がある。意味は「牛歩」と同じである。

牛の歩み(が遅い)という事に関することわざとしては「牛の歩み千里」が挙げられる。これは「足が遅い牛であっても歩み止めず進んでいけば、いつかは千里先の遠方へも辿り着ける」という趣旨ことわざである。たとえ一歩一歩進み具合小さくても、怠らず着実に続けてゆけばやがて成果につながる、継続が大事である、という事である。

ぎゅう‐ほ〔ギウ‐〕【牛歩】

読み方:ぎゅうほ

牛のように歩みが遅いこと。物事遅々として進まないことにいう。

「牛歩」に似た言葉


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