きれいなジャイアン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 06:18 UTC 版)
てんとう虫コミックス第36巻収録「きこりの泉」に登場する。 きこりの泉とはイソップ寓話「金の斧」に登場する泉をモチーフにしたひみつ道具で、泉に物を投げ落とすと女神型のロボットが現れ、彼女の出す問いに正直に答えると落とした物の上位品や素晴らしい物を授けてくれる。そこへ古くなった大量のおもちゃを落とし、新しい物と取り替えてもらおうとしたジャイアンが誤って泉に落下してしまった際、女神ロボットと共に現れたのが「きれいなジャイアン」である。 きれいなジャイアンはオリジナルのジャイアンよりも太い眉と凛々しい目が特徴で、性格は品行方正。一人称は「ぼく」でドラえもんやのび太やスネ夫を「くん」付けで呼ぶ。なお、このひみつ道具の元となったイソップ寓話とは異なり泉に投げ込んだ物はどう答えようと返してもらえず、オリジナルのジャイアンは「助けてくれー」と叫びながら女神ロボットにシャツを捕まれて強引に引きずり込まれていた(アニメでは力ずくに頭を押さえ込まれている)。なお、テレビアニメ第2作第2期「顔か力かIQか」では、のび太がジャイアンの体力を減らしルックスやIQを上げた際、きれいなジャイアンのような顔付きになった。声は爽やかで「覚えてろよ野比くん」と捨て台詞を吐いた。 このきれいなジャイアンは天田印刷加工の「ドラえもんカードゲームコレクション」でレアカード (R0005) として登場し、ロッテの「ドラえもんクッキーボールチョコ」のおまけとしてフィギュア化もされた。さらに、2008年にはワンダーフェスティバル限定商品としてフィギュア化されている。また、藤子・F・不二雄ミュージアムにはきこりの泉が置かれ、そこからきれいなジャイアンが現れるようになっている。
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