急性放射線障害
英語:Acute Radiation Syndrome、ARS
短時間に大量の放射線を浴びる(被ばくする)ことによってあらわれる障害。被ばくの直後から数週間以内に発症するものを指す。
急性放射線障害は「急性放射線症」および「急性放射線皮膚障害」を含む。「急性放射線症」は放射線によって体内の細胞が破壊され、下痢や嘔吐、白血球の減少をはじめとする症状が現れる症候群である(腸や脊髄がダメージを受けやすい)。また、「放射線皮膚障害」は、被ばくの影響で皮膚が熱傷(ヤケド)のような症状を呈するものを指す。
また、上記の症状の他に、被ばくによる即死も、急性放射線障害に含まれる。
なお、急性放射線障害に対して、被ばく後数年を経てから影響が出はじめる放射線障害を「慢性放射線障害」という。
関連サイト:
電離放射線に係る疾病の業務上外の認定基準について - 労働省労働基準局(昭和51年)
きゅうせい‐ほうしゃせんしょうがい〔キフセイハウシヤセンシヤウガイ〕【急性放射線障害】
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