キャピタル‐ゲイン【capital gain】
キャピタルゲイン(きゃぴたるげいん)
個人投資家が有価証券を売買して得る収益だ。値上がりした証券を売却することで得られる。たとえば、1株700円で1000株購入したものが1株あたり1200円に値上がりしたとする。そうすると、株式売却時に1株あたり500円の利益、1000株分だと計50万円の利益が出る。この利益を、キャピタルゲインと言う。
キャピタルゲインに対しては、株式等の譲渡益として、税金を納入しなければならない。キャピタルゲインの課税方式には、源泉分離課税と申告分離課税の2方式があり、納税者の選択制だ。
源泉分離課税では、株式売却価格の1.05%を源泉徴収により納税する。申告分離課税では、売却益の26%を確定申告により納税する。
当初、源泉分離課税方式は2000年度いっぱいで廃止し、2001年度からは申告分離課税に一本化される予定だった。しかし、個人投資家の証券離れを防ぐため、自民党は源泉分離課税を存続させる方針だ。当面は、源泉分離課税と申告分離課税の2方式が従来通り続くことになる。
(2000.10.27更新)
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