きつね

隠語大辞典

きつね

1. 油揚又は鋏を云ふ。油揚げは狐が好むより。又鋏は、狐に「つままれる」と云ふより。
2. 鋏。又は狐ちょぼのこと。つまり、一名狐源兵衛というバクチの方法。三個のサイコロを使い、出た目が賭金した目と一致したときは賭金を得、二個そろったときは賭金の三倍、三個そろった時は四倍取るという方法。〔一般犯罪〕

分類 犯罪

きつね

1. 狐。包茎をいふ。「すぼけ」「かはかむり」に同じ。きつねまらの略。

キツネ

読み方：きつね

1. 油揚ノコトヲ云フ。〔第三類　飲食物之部・島根県〕

分類 島根県

狐

読み方：きつね

1. 芸妓酌婦ノ類。〔第二類　人物風俗〕
2. 芸妓、娼妓、酌婦を云ふ。狐は騙すと云ふ迷信あるより。
3. 芸妓、娼妓、酌婦のことをいう。狐がだますという迷信があることから。

狐

読み方：きつね

1. 骨子三個ヲ使用スル賭博ノ名称。〔第三類　犯罪行為〕
2. 采を三個使用してなす賭博狐樗蒲（きつねちよぼ）の事。三個の采の中当つた采の目が一つあれば胴親より賭けた金の倍額を貰ひ、二つ当れば三倍、三つ当れば四倍を得る方法を云ふ。
3. 采を三個使用してする賭博、狐樗蒲（きつねちょぼ）のこと。三個の采の中当った采の目が一つあれば胴親より賭けた金の倍額を貰い二つ当れば三倍、三つ当れば四倍をうる方法をいう。

狐

読み方：きつね

1. 鋏。〔第六類　器具食物〕
2. 鋏。前橋。掏摸仲間。
3. 鋏。〔掏摸〕
4. 鋏。藤八拳の狐と形態類似から。〔博〕

分類 博／犯罪、掏摸、掏摸仲間

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