かくねんりょう‐サイクル〔カクネンレウ‐〕【核燃料サイクル】
核燃料サイクル
英語表記:nuclear fuel cycle
鉱山から掘り出されたウラン鉱石は、抽出、精錬、転換、分離、濃縮、再転換、成型加工などの工程を経て、燃料集合体に組み立てられ、原子力発電所で使用される。
この使用済燃料は、再処理工場で、燃え残ったウランや新たに生じたプルトニウムを取り出し、再び燃料に加工して使用することができる。
この一連の流れ(循環)を「核燃料サイクル」と呼び、最近ではこれをリサイクルと呼ぶこともある。
一般には、核燃料物質の探査、採掘から始まり、採掘されたウラン鉱石からのウランの抽出、精錬、ウラン精鉱からのフッ化物への転換、ウラン同位体の分離、濃縮、原子力発電所用燃料への成型加工、原子炉内の装荷(原子炉で燃焼)、使用済燃料の再処理(プルトニウム、ウランの回収)、放射性廃棄物の処理、処分などの過程をたどる。
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