かき‐どおし〔‐どほし〕【垣通】
かきどおし (垣通し)
●カキドオシ属は北半球に広く分布していますが、わが国にはこの一種だけが自生しています。茎は初めは真っ直ぐですが、花後には地表に倒れて蔓状となり、節からは根をおろします。名前は、垣根の下を通り抜けるほど伸びることから。また葉の形が銭に似ていることから、「れんせんそう(連銭草)」、子どもの疳の虫を取るのに使われたことから「かんとりそう(疳取り草)」の別名があります。ヨーロッパでも古くから民間薬として使われてきました。4月から5月ごろ、淡い紅紫色の唇形花を咲かせます。
●シソ科カキドオシ属の多年草で、学名は Glechoma hederacea ssp.grandis。英名は Ground ivy。
かきどおし
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